独り言置き場

溢れた感情を供養するための場所

『咎人の刻印』新規勢によるあらゆる媒体の感想まとめ

言わせてくれよ 最高だって

 

※舞台小説コミカあらゆる媒体のネタバレあり

※筆者は10日前に履修を始めたばかりのドにわかです

※解釈が腐女子&下品ワード含

 

 

前置き

原作関係者様および長年のファンの皆様には大変申し訳ないのですが、私は当作品をこれまで存じておらず、この度舞台化に際して、完全に俳優さんきっかけで認知に至りました。

ヒプステ二郎で度々お世話になっている松田昇大くんの初主演!ということで、お祝いの気持ちでサクッとチケットを取った訳ですが……

わずか10日で小説全巻コミカライズ全巻舞台パンフはもちろん作者様の個人誌までまるっと手中に収めることとなりました。

 

 

軽い…軽い気持ちで……とんでもない沼に私は……足を踏み入れてしまい………(頭抱え)

 

 

ここ数年、ヒプステばかりおいかけて、新しいジャンルを履修することが少なかったから、急に深い沼来てびっくりしちゃった。

人生これだからやめらんねえよな。

ということで、咎人の刻印という作品に短時間であらゆる角度から胸を貫かれたオタクの叫びを聞いてください。

聞かなくて良いです。勝手に言います。

 

原作小説

俳優さんきっかけとは言え、観劇するからには作品として最大限楽しみたい。

とりあえず小説全巻買ってみた。

巡り合わせによりサイン本で揃うというミラクル。にわかのくせにすみません。大事にします。

舞台がオリジナルストーリーなのか、原作のどこかをやるのか、何も知らんがとりあえず全部読んどけばいけるでしょ!という魂胆。しれっと外伝も買った。

既に観劇日まで1週間切ってるけど6冊もあるぞ。間に合うかな。

久々すぎる活字に結構な不安を抱えつつ、私の咎人履修大会が幕を開ける。

 

 

 

 

 

1巻読了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほどね~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

何?この空気 オタク大好きなやつじゃん

序章でいきなり身体を重ねる2人(最悪の言い方)にめちゃくちゃびっくりしちゃったよ……

ハジメテで熱に沈むのやべえです。相性が良すぎる。

ミリしらスタートが故に完全に予想外のパンチくらっていきなり吹き飛んだわ。

こ~~~れはお耽美ですね、、、、、^^

 

てか話が普通にめっちゃ面白かった。

愛憎入り乱れる異能バトルが嫌いなオタクいる??いねえよなぁ!!!

全員がそれぞれの罪を背負って、それぞれの思惑がありながら前に向かって一生懸命進んでる姿は1巻ながらアツい。

お互いの足りないところを埋め合うっていうのは人付き合いの肝だよね。

2人でよかった、って思える機会が今後彼らには沢山あるんだろう。

 

火焰乱舞(エクスプロードイリュージョン)は流石に手叩きました。

漢字にカタカナのフリガナつけるやつ、何か心の奥に来るよね。

魂の10代が呼び起こされるっていうかさ。

技名以外も、作品全体がオタクの夢詰まりすぎてたので、思春期だったら新しい扉開けまくって大変なことになってたと思う。

自分の聖痕デザインは絶対やってた。(想像するだけでちょっと狂いそうになる)(長女及びそこそこ年取ったオタクだったからギリ耐えられた)

貴方の性癖はどこから?私は咎人の刻印から!の令和オタク絶対居るよ。

1冊で読者の正気を失わせるだけのパワーがあったもん。劇薬じゃい。

(ネットで作品名検索したらカルピスの原液に例えられててめっちゃ笑った)

(それじゃん)

(オタクの夢を全部鍋に入れて煮出した汁だよ)

 

てか「令和の切り裂きジャック」ってやばいよね。

近未来の元号じゃん…………

ネタバレを忌避したい性分なのもあり、帯でチラ見した「吸血鬼」の文字しか情報を持たずに読み始めたので、勝手に中世ぐらいの世界観だと思い込んでいた。

舞台ブクロだしゴリゴリに現代だった。急に親近感。

それにしても平成じゃなくて令和っていうのはびびる。

この世の最先端文学じゃんね……

「令和ってダサいから嫌」ってずっと言ってるのにあらゆる媒体のキャラ紹介で令和令和言われ続ける神無さん、不憫。

 

 

2巻

纏ちゃんが中に誰も居ませんよしてて震えた。

いやまあ、神無も似たようなことしてるんだけど……。改めて考えると、やっぱり軽く流せる罪ではないんだよね。業が深い作品。

許されることではないけど、罪を犯すにも色々理由があって、その後にも色々できることがあるっていうのが丁寧に描かれていたな~と思う。

高峰、イイヤツ。ネイティブ関西人の血が騒ぐわ。

アカーン!!!!(2巻ではまだ言ってないよ)

巻き込まれてオタオタする秋山もかわいいね。

 

(この子が後に夏川?に化けるのかな…?)

 

 

3巻

好きエピ。

 

刹那とはいつか何らかの形で向き合うことになるんだろうと思ってたけど、まさか僅か3巻でたどり着いてしまうとはな。

デッドマンリターンズの意味をもっと深く考えるべきだった……死人が還ってくるなんてもう刹那イベ確定宣言だったのに……

しかしそれが「永久が消える」という形で実現されるのがさあ~~~!!

きつい!!!きついです先生!!!!!!

御影君の顔で冷たい目されるの辛すぎる。いや彼も御影君なんですが。

いつの間にか私も永久の愛に縋っていたらしい。

 

夢の中で会えたとき正直めっちゃホッとした。

急に年上らしさ見せつけてくるし。

年下と年上の要素を1人で兼ねてるの、改めて盛り盛り設定だな、、、

精神世界で双子が揃っても、2人はもう同じ見た目ではないんだなと思うとそれはちょっと寂しいね。

そして実のところはそれすらできないってのがまた寂しい。

 

読む前日にたまたまサンシャインの屋上でピクニックしてたので、最終決戦はありありと情景浮かんで来て楽しかった。

事前聖地巡礼

あと全然関係ないけど、日頃「御影君」って呼んでるのに名前だと「永久」って呼び捨てになるの、地味好きポイントです。

 

 

4巻

出ました!!!!!俺の血だけ飲んどけよキッス!!!!

流石にMtMはBのLすぎて公式では無理かなって思ってたけどやられた~~~~!!

単に飢餓状態を打破するためだけという訳じゃなくて、神無の独占欲というかそういうものもありきであの行動に至ったの大勝利ですね・・・(感涙)

御影と鹿のお兄さんには可哀想な思いさせてすまないけど…狭霧ナイスと言わざるをえん……

1巻の時点でかなりのイベントを回収してた気がするのに、出尽くすどころか2人の関係は深まる一方ですごいです。

4巻でこれなら100巻とか一体どうなっちゃうの~~????

 

巨人も出たし魔神も出たし空中戦になったし、4巻は規模が一気に大きくなった。

アニメ映えしそう・・・!

相手が大きい(物理)ということもあって、時任さんも東雲ちゃんも高峰さんも纏ちゃんも、そして刹那も、過去の敵がみんな味方について総力戦になったのすごくアツい。

3巻でも思ったけど、精神的に孤独だった神無の周りにはもう沢山の仲間が居てくれるんだなって。

罪を犯して初めてそうなるっていうのはマジで皮肉。でも私は嬉しいよ。

狭霧さんもきっと7巻ぐらいで舞い戻ってきて力になってくれるはずだ!

 

巻末のデート回は巻を重ねる毎にガチになってて楽しいです。

 

 

5巻

青い鳥文庫だったらここから第1巻だな。

「異能探偵社ミカゲ① ~咎人は踊る~」

あるでしょ。

多分百花のほうが主人公。

 

というのは冗談だけど、事務所もできて、「守る」側からの人助けもできて、ストーリーが新しいフェーズに入ったなという感じはした。

御影も神無も、罪を犯さず生きられたらそれが1番良かったと思うけど、その結果、いたいけな少女の笑顔が守られたのも事実なのだ。

神無がそれにやりがいを感じてたのも良かったな。

ヒナギクの件も狭霧の件も、1個1個の案件に対してちゃんと情を持って向き合ってるのマジですごいと思うんだよね。

目の前に居る人をちゃんと「人」として見て、一緒に怒って笑ってくれる感受性の豊かさよ…。

こんな優しい子にあんな最悪な罪犯させた社会、まじでクソだな。

 

クソと言えば西園寺はもう咎人に堕ちてよくない?

最低じゃんあのジジイ。外道親父め。(暴言)

咎人の方がよっぽどまともじゃんって思っちゃったよ。

でもあれだよね、咎人の方がまともっていうか、まともじゃない咎人は異形として既に果ててしまってるんだろうな……

それかイカレ方面に完全に舵を切ってるか。

子供相手にあんな姑息な手を使う西園寺は小物過ぎるから、咎人になったら自我保てなさそう。

権力を持った弱者って1番厄介。

表の世界で良いから普通に捕まって断罪されてくださいね。

逮捕ついでに指弾浴びとけ。

 

(ていうことは馬鹿コンビって自我保ってるの地味にすごい?)

 

 

東京ファントムペイン

外伝って聞いてたけど思ったより本編と重なってたので読んで良かった。勢いで買った当時の私ナイス。

ミカゲとカンナって外から見るとこんな感じなんですね……

マツリカちゃん=女の子の視点から見る神無 っていう概念がすごく楽しかったです。

女の子相手だとちょっとかっこつけちゃうとことか、神無の百戦錬磨で軟派な一面を体感できてニコニコ。

こ~~の色男がもう心身共に御影君のモノってんだからやべーよな。大好きだわ。

 

挿絵があったのもめっちゃアガった。

何気ないシーンを絵で見られるのすごい楽しい。

カンナに最初握手求められたとき「これはレベル高いわ~~」って声に出ちゃった。かっこよすぎる。

3枚目ぐらいのジュース飲みながら余所見してる絵も好き。あんな顔して絶対ちゃんと話聞いてるよね。

そろそろ私も知ってんだかんね。

 

初の一般人枠マツリカちゃん、色々な苦難に戸惑いながらもまっすぐ進んでいける芯の強い女性ですごく好き。

修学旅行で木刀買っててほしいタイプ。笑

ヒナギクもそういう強さを持った子だと思うけど(木刀の話ではない)、彼女の「まっすぐ」は多分やや拡散的というか、前方を見るにも視野が広すぎて、結果いつのまにか曲がってた、みたいな印象だった。

カイネと3人で焼き肉食ってるところ見たかったよ~~~~~!!!

案外ホルモンとか好きかもしんないじゃん。

いつか天国で3人一緒に食べてね……って言おうと思ったけど、咎人のベアトリーチェは果たして天国に居るのだろうか。

煉獄かもしれない。

そして遅れてやってきたカイネを天国へ押し上げるんだ。

でも大丈夫!!!今度はマツリカが居るから!!!!

マツリカがファイト一発でヒナギクのことも天国へ引き上げてくれるはず。

そのまま勢いで至高天まで大ジャンプしよう。

そして天で牧歌的な暮らしをしながら定期的に焼き肉大会をしてください。

何の話でしたっけ。

 

 

小説完走後 改めて舞台について考えるオタク(当時のメモより抜粋)

えっこれを松田くんがやるんですか…?

この・・・・・公式設定なまめか色男を・・・・・・????

まぁ……とりあえずぴったりってことはわかりますけど……

色香まとってる長身だもん彼。

別に松田くんに詳しいわけでもないけど、流石にそれは知ってるよ。

ヒプステ映画の舞台挨拶で顔小さすぎて驚愕したし。

首が長くて細身だから、血を吸われるイケメンこと神無が似合わない訳は無いよね。

逆に似合いすぎて不安。こっちの情緒が。

 

ストーリー、原作から持ってくるならどこだろう?

出会いのシーンは絶対やるでしょ。世界観説明のためにも1巻前半は必要。

普通に1巻だけやるのが無難ではあるけど、そうすると高峰と纏ちゃんが出ないんだよなぁ。(当時の私は神無=松田昇大以外のキャスト情報を知りません)

でも1巻なら時任出るしそれはそれで嬉しい。

あとケイも一応出るかもしれんね。 ※フラグ

咎人の皆さんに混じってケイのグッズ出たらちょっと面白いな~笑 ※※フラグ

まあケイはメインキャストって程じゃ無いか! ※※※フラグ

 

時任サンは4巻まで行けば大分活躍するけど4巻は巨人魔神ダイブトゥスカイハイなので演出的にハードルが高いから多分やらない。

個人的には3巻のストーリーが好みだったので舞台で見たいなぁ。

けどあれは1,2巻で御影との関係が深まったところにズドンされるから重く響くのであって、初演の舞台でいきなりやるには尺不足かなという気もする。

あともしかしなくても3巻の御影ってほぼゴシック着てないよね?

初演でゴシック無しは流石に勿体ないわ。一旦諦めます。

1巻の内容を膨らませて高峰と纏ちゃんも追加、私の予想はこれでいくぜ!

 

多分だけど吸血シーンは3回ぐらいあるから数々の画角でお見せしてもらえるはずだ。

とりあえず神無の横顔は絶対的に見たいのでその角度の吸血は入れて欲しい。

壁に追い詰められて噛まれて神無が天を仰いで暗転、これだな!

その直後時任が登場して世界観を説明します。

知らんけど。

 

舞台

そんなわけで、履修の場は舞台へ。

 

 

 

 

 

 

座席、まさかの最前センター。

 

 

 

 

 

 

 

 

油断したわ。

B列って言うから2列目だと思うじゃん!!!A列潰してるパターンのやつだったよ!!!!!!!!!

紀伊國屋ホール入るの初めてだったこともあり、全くその可能性に思い当たらなかった。

危うくC列センターの方に「お席間違ってますよ」って声かけてしまうところだった。

間違ってるのはオメーだよ。

 

すんでの所で勘違いは正され、無事最前列に着席できたわけだが、既に舞台が近くて死にそうな私。

まだ誰も出てねえのに。

十字架みたいな背景セットがある。

とりあえずオペラグラス用意して覗いてみたりもした。

肉眼で全部見えるわ。

そっと膝の上に置いた。

 

早めに会場入りしたので、前アナも繰り返し耳に入ってくる。

御影と神無が喋ってくれるなんて聞いてないです……めっちゃドキドキした……

前アナの時点でもう解釈に合うのよ……

最近できたばかりの解釈にね…………

御影が注意事項をお願いしてくるときの「~~してくれるかな」とか、神無の「開演までもうしばらく待っててね」「まもなく開演だよ、~席に戻ってね」とか、語尾がかわいい。

開演直前の差分まであって芸細だし、客入れも10分前ぐらいから音数増えたよね?

最初水滴(血?)の音だけだったと思うんだけど、段々ピアノが増えてったような。

そういう丁寧なサービス大好きです!!

 

ここまでの流れで既に勝利を確信したオタク。

いよいよ本編を浴びるお時間です。

 

 

 

 

と言うことで以下、観劇後の感想。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケ~~~~~~~~~~~~~~~イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

どうした!!!!!どうしたケイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

おま・・・お前……………………

ケイ~~~~~~~~~~!!!!!!!

 

 

 

 

 

いやまじで…………ケイさん………?

 

 

 

 

原作では、徹底して表の人間として描かれていたケイ。

最後まで表側に存在することで、裏側の世界に生きる神無と決定的に道が分かたれたことを示す、重要な舞台装置の役割。

重要ではあるが、出番や台詞量的にはモブ寄りなので、舞台で出るとしてもアンサンブルのどなたかが兼ね役とかかな~って思ってました。

 

 

 

思ってました。

 

 

 

 

まあOPで杉江さんのお名前見た時点で「ん?^^」の気持ちではあったよ。

杉江大志がチョイ役でキャスティングされる訳がねえもん。

なんかすごい意味深に神無と見つめ合う瞬間あったし。

それにしても大出世だなケイ。

おめでとう。

いや、人を殺し自分も殺された男におめでとうはないか。ごめん。

ちなみに私の心境としてはありがとうです。まじでごめん。

 

いやあ、原作とあんなにも逆の道を辿るとはね。

マジで衝撃だったわ。

序盤~中盤でやたらケイとの会話尺とるなと思ってたけど、中盤のクライマックス完全にあいつが全部持っていったじゃん。

神無のマブダチとして、痛烈な思い出を神無の胸に刻んで逝った。

あれもう勝ち逃げでは?一種の。

なんなんだよ、、、、、、、

 

思うに纏ちゃんが削られた分の、「咎人の神無だからこそ咎人にしてあげられることがある」という枠をケイが担ってくれたんじゃないかなと。

切り裂きジャックの贖罪みたいなサブタイついてたし。

まあその辺は確かに作品的に大事なところではあると思うので、何かしらの形では描いておくべきっていう判断なのかな~。

マブダチである神無に裁かれることでその罪を精算した…か……

友達に裁かれることが彼にとって死ねるほどに苦痛だったのか、私にはわからんけどね。

正直彼は神無に救ってもらって綺麗に死ねたと思う。

 

てかお前が背負ってくれるなら…ってなんだよ!!

御影はェ!!!!!

(後ろで見てました)(後方彼氏?)

都築名医が居ない世界線だから、神無は鬼儺から自力復活するわけだが、それによって御影の涙シーンもかき消えちゃうんだよね。

そしてそれが本作のMVPことケイの看取りイベに転生を遂げ回収される。

構成としては見事だけどこっちの情緒はそれはもうパニックよ。

ケイ??!?!!?!!ケイ、、、ケイぃいいい!!!ケ、ケイ、、、、あっ御影の涙………ケイ〜〜!!!!!

という気持ちでした。

 

まあケイがね、「御影を信じさせてくれた男」として一要素担ってるのは原作から見ても間違いないのでね。

そういう意味では、真逆のルートを通りながらちゃんと正史に集約されていくのすごい。

何なら小説版より手厚く誘導してくれてたよね。笑

「信じたい人に出会ったら騙されても良いやって思うのよ(要約)」「神無もそういう人がいるの?」って。

全てひっくるめてめちゃくちゃおいしいな?あいつ。

ありがとよ。

 

てか杉江さんの演技、秀逸だったよね…………

デュラステで推しキャラ演じてくださってたけどコロナに敗北して結局観れなかったので、刀ステの鯰尾かヘタミュ以来だと思うんだけど、こんな演技ができる人だなんて全然知りませんでした。無知を恥じる。

バーでくだ巻いてるところから酔っ払いの演技上手すぎてびびったし、神無との自然な会話の様子も、ファミレスでどしたん?話聞こか?してるときの飄々としながらあったかい感じも、大事なネジを落としちゃった瞬間の違和感も、異形としての身体の動きから最期を迎えるまでの感情の流れ全てが完璧に表現されてた。

すごい…ね……

私は演技の善し悪しを評論できるような人材では到底ないんだけど、それでもすごいって思ったからにはすごいって言わせてくれ。すごかったです。

アドリブマンとして楽しさまで提供してくれるし。

原作知らずに観てたらケイが1番好きまであったかもしれない。

危なかったぜ。

 

本当にケイ関連のエピソードが濃すぎて、マジでここで公演終わるんじゃないかと思った。

めっちゃopに時任居たのに、ちょっとあまりのことに忘れてたよね。

流石にラスボスはケイじゃなかった。

オタク謎の安心。

でも時任から御影を奪還して一件落着エピローグ!的なところで神無が

「御影君、キッチン借りていい?…ケイの好きだったカクテル、作りたくてさ…」って言ってたのは笑いました。

 

 

最後までアイツゥうううううう!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

まさか感想がここまでケイ一色になるとは。

他の皆さんの話もさせてくれ。

 

 

 

 

 

御影

か、かわいい、、、、、、、

卵なくて崩れ落ちる御影君かわいすぎるだろ。

赤羽くん今作初舞台ってマジ?初々しい~~~~~~

御年20歳って、それはもう御影として”ガチ”じゃん。生々しいわまじで。

意気揚々と33歳だよ♪って断言してたの、何かおもしろかった。

 

氷柱牢獄(アイシクルコフィン)ってさあ、

多分氷柱=つららでicicleなんだと思うんですけど、御影という人物像を踏まえて聞くと「愛し狂う」に聞こえてきて悶えてしまう。

愛されなくて狂った男と、愛しすぎて狂った男の邂逅。

頭抱えるわ。

 

てか序盤で神無に刺されたの衝撃だったんだけど?!

ケイが神無に抱きしめられながら心臓貫かれたときも「ケイ相手にここまでやっちゃっていいんですか?!」みたいな気持ちあったんですけど、その前に正彼氏御影君が強めの類似イベかまして帳尻合わせてたよね……

取っ組み合いになってグググ…って押し合うところ、尺が永久に感じられた。

2人の腕に力がこもってるのがすごい伝わってきて…変な汗出ちゃったよ………

 

それを踏まえて、心許して抱き合うところのあたたかさはひとしおでした。

抱きしめるって行為、すごいな、、、、

腕を背中に回す、っていうだけの動きが、どうしてあんなにも信頼を表すかね。

不思議だよもはや。

 

元素って良いな。いつも御影君に抱かれて。

 

 

神無

イケメンすぎワロタ

 

いやまじでかっこいいな。何この人。

思ってたとおり細身なスタイルが神無の色気にジャストフィットしてる。

こちらへのダイレクト色気アタック。一撃でオーバーキル。

ふと横を向いたときに上半身が薄すぎてマジで内臓 is どこ…?

鬼儺から復活したとき、すごいお気軽に腹見せてくるのやめてほしい。

シックスパック既に仕上がってんじゃん。まだ1巻なのに。

しかも対御影と東雲で1公演辺り2チラあって助かる。

 

衣装ってすごいなぁと色々思った話。

イヤリングが結構大きくて揺れものなのが良い意味で目を引いてよかった。

アクセジャラジャラボーイって感じ、します!

あとでキービジュ見たけど、耳のやつサバイバルナイフの形してたんだね。

もはやアイデンティティーなんだな……笑

あと途中で上着脱いでくれてありがとう~~~~!!!

舞台見てて気づいたけど、ナイフ上着の内ポケットに入れてるよね。(一郎がマイクしまってる場所と多分同じ)

1回めちゃくちゃ落ちそうになってる瞬間あったけど、不思議なバランスで落ちなくて感心した。衣装マジック、、、

そう、で上着にナイフを入れてるってことはさ、上着を脱いでる時って咄嗟に攻撃できないわけでしょ。

相手に「気を許してる」ってことだよね……

全てが実際に物理として存在する舞台だからこそ、そういうところまで色々目が行くのすごい楽しいし、今まで見えてなかったキャラの一面に気づいたりできる。

たのし~~~~……

 

一方で過去リフレインのシーンはキツかったな~~~~、、、、

3匹のおっさんでまあまあ長い間神無のこと弄ってて……腹も胸もめちゃくちゃ撫で回されてたよね…?

はっきり言うけど手つきキモすぎてよく昇大くん立ってられるなと思ったし、その中のおっさんのうち1匹が右手で神無触りながら左手で自分のズボンのベルト外してたのがマジで最悪でした。

ベルトの金具の生音聞こえたよ……

見ながらまじでゾワゾワしちゃった。良い演技サンキュー。最低です。

そりゃ神無の心も壊れるわという気持ちになった。不憫でならん。

 

そこにケイとの別れまで追加されて、舞台の神無はさぞ苦しかったろうな……

救うためには、自分が殺さなきゃ、っていう。4巻のひびきさんもちょっと思い出したな。

でもケイは神無自身の友人だし、舞台ではその関係がより深まっただけに、あんな形でお別れするのは辛かろうと思う。

絵としてはすごい綺麗だったけど……

最初に殺人犯すシーンで舞台いっぱいに罪の花咲いたのもめちゃくちゃ綺麗でした。

悲しみの血しぶきだけどさ……

頼んだぞ御影君。もう御影君しかおらん。

何度だって神無を抱きしめてあげてくれ…………

 

と言いつつ、逆に舞台だからこそ楽しそうなシーンもいっぱいあってよかった。

日頃スカしてるイメージ強いけど、舞台だとテンポの良さと役者の好演も相まって、くるくると表情が変わって可愛い。

あのシリアスな人生の中にもふとした瞬間に笑えるような出来事はいっぱいあったんだなと思うとまだ救いがあるわ。

ケイとの「友達じゃなかったの?」「友達だったかも~~」って会話、最高に平和だったな。

まあその後全部ぶっ潰れるんですけど!!!

その会話できるのはマジでもうとっくに友達だってばよ!!!!!

ウワーーーーーー!!!!!!(おかしくなるオタク)

 

東雲君

なんか性転換してる人居るんですけど。笑

まあこの手のコンテンツの舞台化では、女性キャストを入れないキャスティングはままあることなんでね。(ヒプステも毎度職人芸のごとく女性をカットしてくる)(シブハマどうなるって言うん?)

なのでまあ、.5慣れしてるオタクとしては、別にそこまで反発とかはなかったです。

 

ていうか中盤まで気づいてなかった。

東雲ちゃんってほら……原作から”漢”って感じの心意気だから……

めっちゃ男前に演じてくださるんだね~~!!つってニコニコしてたわ。

キャストが男性って気づいてからもまあ女形とかあるしね~って思ってた。

「東雲くん」「ペルセウス」って言われて初めて「オトコやん??!」になりました。

遅。

 

まあつまり、性転換に気づかないぐらいにはバッチリ「東雲」だったという訳です。

 

殺陣もすごくお上手でいらしてよかった!長物は映えますね。

初日に物販だけ行ったとき、キンキン!って刀がぶつかり合う音が聞こえたから、多分あれは東雲君の襲来だったんだろうな…笑

この東雲君と一緒に無限にお米食べる大会開催したいです。

 

高峰

お、おもしろおにいさん、、、、?????

 

ストーリーの流れ上、まだ切り裂きジャックに心は許し切らない、って感じだったから、関西弁も出ないまま、まじめなエリート警察官を通す……かと思いきや、突然のギャグシーン。

イセダイ、、、、たのしそう、、、、、、

パントマイムだけであらゆるおふざけを回収していったの面白すぎる。

どう考えてもここでしか出番のないSEあったよね?笑

どこにコスト割いてんだ。おもしろ。

 

いやそれ以外のシーンは普通にめちゃくちゃかっこよかったけどね。

髪の毛カッチカチに固めてあって動きやすそうだった。

あと脚が長。マジかってぐらい長い。

アクリルスタンドどころか彫刻にしてほしいです。

 

次公演では「アカーン!」もよろしく。

 

ヤマト君

まじで美少女だと思った。

可愛すぎるだろ。

嘘でしょ男の子なの??信じられん。

 

「必ず!!!戻ってきてくださいね」の圧が強い。笑

この手のシーンは千秋楽が近づくにつれてふざけが強くなっていくと思うんだけど、私が見に行った時点(4,5公演目ぐらい)で既にまあまあ伸び伸びやってたな。

アドリブパートからカンパニーの仲の良さってにじみ出るよね。

ヤマト君相手にかがんで話しかける神無も見られて私は満足しました。

黒猫ヤマトの著作権気にする神無も良かったな…笑

 

時任

スッッッッッッッッッッッッッキ

いやまじで、時任さん……とんだダークホースでした……

小説→舞台で1番好感度上がったキャラかもしれん。

夢女子になるかと思った。

 

まじで殺陣がかっこよすぎる。

いや殺陣はみんなかっこいいの、かっこいいんだけど、時任さん、私的ドツボ。

ラストバトルに高峰が加わったことで、鎧が居るとは言え1:4で人数的にはまあまあ多勢に無勢になってるんだけど、それを全く気にさせない圧倒的つよつよの動き。

あんなでかい杖なのに軽々とクルクルクルクル回せるかね??人類が????

回せるんだなぁ……

体術と魔術を組み合わせて戦うの解釈に合いすぎてむしろ解釈の上。感謝。

全体の殺陣つけられたのも時任の役者さんっていうのを後で知って、ますます頭あがらんくなりました。

 

てか全体的に殺陣がめっちゃよかったんだよね。

紀伊國屋ホールって小劇場の部類だと思うんだけど、そんなに広くない舞台でよくあんなに大人数が入り乱れられるものだよ。すごすぎる。

動線どうなってんだ。

最前センターだったこともあり迫力がハンパなかった。打ち震えてたよ。

アレを世界一の神席で浴びられたことには本当に感謝しています。

 

御影の眼帯謎に2回ペチッって床に投げるの好き。

何で1回拾ったんだ。

 

吸血シーン

本作を実写化する上で1番楽しみに(そして1番心配していた)吸血シーン。

心配というのはえっちすぎて客が死ぬんじゃないか?みたいな方面です。

まあ実際のところえっちすぎたんですが。

 

初手…初手床……床…………覆い被さ……………

いきなりあの体位になると思わんやろがい!!!!!!!!!

エ~~~~~~ン、、、、、、、えっちだよぉ、、、、、、、、、、、

情緒おかしくなるよォ、、、、、、

しかも椅子で噛んでからの2段階だったの何、、、、、?

サービスエグ、、、、、、、、、、、

 

飢餓状態の御影に血捧げるときもすごかったな。

首でしたよね???!!!私の記憶違いですか???!!!!

舞台1回しか見れてないし原作は読み終わってすぐ友人宅に送った(布教)から、もう全部記憶で喋るしかないんだけど、なんか原作以上にえっちな感じになってませんでしたか?ねぇ??

立体物でそういうことしちゃダメだって何回も言ってんじゃん……もっとやって………

 

ほんで最後な。

何なん。もう。

暗転してもう本編終わりかと思わせてからの丁寧なASMR!

拍手するつもりで用意していた手がそのまま拍手になりました。(?)

声オンリーってやばくない?

何て贅沢な演出なんだ…………

 

 

やばい、思い出し高笑い、、、、、

 

 

終わりそう(終わらない)

と言うわけで最高の舞台でした。以上。

 

 

本当ならここで記事は終わる予定だった。(時期的に舞台の感想がメインディッシュじゃん、絶対)

しかしもはや私にとっては作品の全てが新鮮な主菜。

小説と舞台の感想だけで満足はできないのである。

ということで他の媒体の感想も言わせてください。

 

個人誌

アオリ文「キスしてよ」でめちゃくちゃワロタ。

読む前から神無だってわかるよ。やっぱりだった。最高!

作者様がセルフで同人活動されてるの強すぎるし、またサイン本増えちゃったし、イラストがガチガチに公式な上に箔押しだし、それをメディアミックス先の舞台会場でゲットできるの、もうご奉仕がすごくて罪の味なんだけど大丈夫そ?大丈夫じゃないよ?

入場特典で一枚折りSS~とかじゃないんですか?104ページて!ありがてぇなオイ!

もう当たり前のように初日に買いに行きました。

初日のチケット持ってないのに。

 

そして内容、、、アリガトゴザイマス、、、、、

事前に「何でも許せる人向け」って注意出てた(あるある文言すぎて笑う)けど、まさに夢と希望と願望が詰まっててめっちゃハッピー個人誌だった。

もうそっちがその気ならこっちもそういう目で見ちゃうんだからね??!!

ありとあらゆる季節イベントを消化した上でバレンタイン2周するのおもろすぎる。強~…。

これが準公式として存在する世界線に私は生きてるんだ。

エッチョットこのジャンル………めちゃくちゃ楽しくない…………????

 

酒宴で御影が珍しく押されて「神無君?!」ってなってるところ、福山潤さんの演技が1000%ハマると思う。笑

舞台→ボイドラの順番で履修したせいもあってか、個人的には赤羽版の可愛いお声が結構好きだったんだけど、ここの「神無君?!」だけはふくじゅん版で聞こえてきたわ。

だから何って話。すいません。

どっちも素敵な御影君です。

 

コミカライズ

舞台見終わって即コミカライズ買ったよね。

もうここまで来たら全部食うわよ。決まってんだろ。

最高だったわ。

 

小説は表情や状況を自由に想像できて夢広がるけど、実際に「こういう顔ですよ」をお出しされるの、めっちゃ美味い。(絵も上手い)

御影の泣き顔キレイだった。全媒体の中でもあの御影の顔が1番好きまである。

神無の好きな顔は放置されたタピオカを見てうわ、、、ってなる2コマです。

ストーリーも舞台とはまた違う感じでエピソードを再構成してあって、テンポ良く読めてよかった。

こっちのケイは金髪おヒゲのあんちゃんで面白いね…笑

様々なケイ・・・

 

あとコミカライズで何気にテンションあがったのが、キャラの身長差!

原作の表紙だけだとさすがによくわからんし、舞台は赤羽くんの方が大きいので、御影に残る幼さみたいなのは漫画が1番体感させてくれた。

何でもない場面で、御影が神無を見上げているのにニッコリする。

絵という媒体はこういう情報も含んでいるんだな。贅沢だ。

じゃあデッドマンリターンズまで行けば大きい御影君も見れるのか。

既にワクワクする。

 

終わりに

あー、言いたいこと全部言ったら1万字超えちゃった。

 

舞台パンフの相関図で御影と神無の説明が「運命の出会い」になってて手叩いたんだけど、まさしく私と咎人の刻印は、この度運命の出会いをしました。

お気軽にかじろうとしたジャンルでこんなことになるとは。最高だぜ。

とりあえず感想を世界に吐き出しとかなきゃと思ってつらつら書いたけど、長くてキモいオタクの怪文書だし私の変態性も反映されてしまって人にお見せできる文ではなくなってる気がします。いたたまれなくなって消したらすいません。

 

にわかだけど、すっかりファンになっちまったぜ。

これから一緒に作品のキラメキを追っていけるのがすごく嬉しい。

新刊楽しみ。舞台の円盤楽しみ。次公演あってほしいし次こそ3巻やってほしい。コミカライズももっと続いて欲しい。アニメ化もしてほしい。主題歌っていう概念を咎人の刻印に大量に与えたいのでチェンソーマンスクイズよろしくEDは週替わりでお願いします。

とか言ってたら千秋楽配信決まったイヤアアアアアアアアアアアアアリガドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オタク延命!!!延命!!!

急に元気になってごめん!!!!!!やむを得ない!!!!!!!!!!!

えっお値段2000???!!!!安すぎ!!!!!!!!つまり無料やん!!!!!!!

しかも全景…!円盤では見られない風景が見られるのでは???アゲです

マジで命助かる コロナ収まっても配信の文化だけは永久になって欲しい

配信待ちのみんな気合いで生き延びようね!!!!!!

咎人を愛する人生、既に楽しいです!!!!!!!!!!!!!!!!

逆転裁判おもしれー

ダンガンロンパを愛し、狼ゲームをやり、キミガシネをやり、グノーシアをやってきた人生。

ついにやりました、原点にして頂点、逆転裁判

 

神だった。

 

前置きとかいいので言いたいことだけ言っていい?(以下1、2のネタバレがあります)

 

御剣……萌えキャラすぎんか?

 

主人公のライバルだし、魅力あるキャラでないと成立しないポジションではあるな〜と思うけど、

それにしてもじゃない?????

 

お高くとまってるタイプかと思ったら全然スーパー不器用で愚直なの可愛すぎる。(仕事においては不器用ではない)

もっとツンデレかと思ったけど意外に素直なのもよかった。お礼も謝罪もちゃんとできる子。

 

「む……すまない。」が似合うのは赤ちゃんなのよ。(?)

口下手でかわいい。法廷であんな自信満々に人差し指チッチッしながら話してるのに。人付き合いになると途端に不器用、イイネ👍

 

親殺されて、夢ねじ曲がって、師匠アレな上に本編で裏切られて逮捕されて、人生がハードモードすぎるのに一生懸命生きてる感じめちゃくちゃ良かったわ…

そんなバックボーンを踏まえると、天才検事として脚光を浴び続けてきた彼の葛藤や努力は察するに余りありますね……

 

1〜2の間の失踪してた1年間、どこで何をしてたのか気になりすぎる。

 

ところで1の5章って、蘇る逆転でリマスターされた時に追加されたエピソードだよね?

2プレイ後に思い返すと、失踪してたはずの時期に無理やり突っ込んでるから御剣の立ち位置がやや浮いてるな…と思ったり……笑

まあ、検事としての在り方に悩んだり悪評に傷ついたりっていう形で描かれてたのが、間の話ってことを踏まえてのものだったんだろうな。辞表出すの取りやめたりとか、なんとなくポジティブなエンディング迎えた気がしてたから、2の重みと合わない気がしてあれ?と思ったのかも。

理系姉妹可愛かったし、追加エピだけあって捜査パートも多様になってて、全体的なエピソードとしてはめっちゃ好きでした、5章。

 

まあ2もな、なるほどくん目線では「裏切られた」って言うだけなので、御剣がどんなメンタルで旅に出て、1年で何を学んだのかは御剣しかしらない世界……

(それとも逆転検事で描かれてるんですか?気になる〜〜〜〜)

 

てかなるほどくんと御剣の関係もいいよね。

 

なるほどくんって、御剣への負の感情を隠さないじゃないですか。割と。

最初ちょっとびっくりしたんだけど、やってくうちに、これはなるほどくんなりの信頼だし甘えなのかな〜と思うようになった。

なるほどくんからしたら、真宵ちゃんはみちゃんはガッツリ年下だし、対等と言うよりは若干子供相手〜みたいなところあると思う。千尋さんだと今度は先輩になっちゃうし……

そんな中でキラリと光る「同期:御剣」!

「一番遠くて一番近い」の体現じゃないですか。めちゃくちゃ良きです。

 

早く3もやりたい。てかもう全部やりたいです。

4、5、逆転検事ってどこでできるの、、?(下手に検索したらネタバレ踏みそうで怖くて調べられてない)

 

あんな理想的な続編を見てしまったら、なるほどくんたちの未来もっと見たくなるよね……

まあ幻覚見れるのは初見勢の特権ってことで、今のうちに見たいものリクエスト失礼します。

中高生ぐらいに成長したはみちゃんが見たいのだ。

まあその場合真宵ちゃんがいい大人になってしまうので実現は難しいかもしれないけど…

でも成人した真宵ちゃんも需要あるよな?

なるほどくんとの結婚式見せてくれ(2の最後の方で出たはみちゃんとの3ショットスチル、“家族”って感じでめちゃくちゃよかった)

なるほどくん、絶対自分で思ってる以上に真宵ちゃんのこと大事なので自覚のある様子も見たい。

(なるほどくんは案外ツンデレ枠だからな……根は素直だけどちょっとだけ素直じゃないところあるよね?)

 

全然時代の流れに乗ってないタイミングでハマっちゃって申し訳ないけどめちゃくちゃ楽しいのでオールオッケー!

3もやるぜ!!!

乗るしかない!!!!このビッグウエーブに!!!!!!!!!!!!

異議ナシ!!!!!!!!!!!!!!

ヒプステTrack3スポット映像を見て

ヒプステTrack3のスポット映像が公開されたぜ!!

ということで今のうちに感想というか、所感を書いておこうと思う。

重大な考察とかはないです。原作のネタバレはする。

 

 

【各キャラの感想】

空却

声めっちゃいい!

ヒュッと裏返る感じをうまく再現してくれてる。葉山くんの声が好きで空却を推している節があるのですごく嬉しい。

役者さんもそうだけど、楽曲を作る段階でそういう特徴を捉えてくれてるのがすごく良いなと思う。Track1のメロディアスな三郎パート然り、Track2のつらつら語る寂雷パート然り。本当ありがたいですね…

不退転の説法~あたりの掠れ具合もすごく良い。ハスキーボイスがめちゃくちゃに好きだから軽率に死んでしまう。

全体的なテンションとしては、Anthemの感じに近いのかな~と思った。勢いのある空却が見られるかもしれない。

原作の空却は人格が破綻してるらしいけど(by一郎)、ステでは人格者の部分も見せてくれると嬉しいな…

あと空却役の廣野凌大さん、身長165㎝らしくて最高です。よく動く小柄な男を愛してしまうからやっぱり空却のこと愛してしまう。ラップもできる方だしきっと素敵に空却演じてくださるはず。

めちゃくちゃ楽しみ。バッダステンポゥ!

 

十四

何というか、すごく「らしい」なと思った。V系意識のメロディ、言葉選び、歌う時の息の入れ方、どれもこれも。ライブハウス居るよこの子…

ていうかまた歌ってんな。韻は踏んでるけど。

彷徨う我のレーゾンデートルって歌詞ナゴヤにおいて十四の存在価値すごいでしょうに。ボケもツッコミも可愛いも格好良いも全部あるよ。誰か彼の価値を教えてあげて…五代儀くんに負けないで。

ていうかめっちゃ男前じゃない?華があるって言うのかな、メイク映えしそう。V系のビジュアルを実際に見られると思うとすごく嬉しい。できればアマンダも見たいな。

原作の十四は意外と素の喋りが多い印象だけど、あの男前から榊原の声が出るのか?

未知数…

 

ただのイケオジでびっくりしちゃったよ…

天国獄という男、ドラマパートであんなに取っ散らかってるのに歌い出した瞬間格好良いのは何故?

ていうか俳優さんかっけぇ…白黒ジャケットにリーゼントしてる場合じゃないって…

普通に素の顔が好みだったのでテンション上がる。天国獄の夢女子になるのは避けたいんですが…いやでもバイク乗られたら確実に落ちる。

てか声がめっちゃ良い。かっこいい。さっきからかっこいいしか言ってないけどかっこいい。判決ブーン!

原作の天国獄は割といい歳こいて敗北コンプレックスで情緒が赤ちゃんなので、どうかステでは大人の余裕見せてください。保護者しててくれ。

嫌いなものが1つ2つトークは尺取るので程々でお願いします。

 

まさかの荒牧慶彦参戦に沸いたあの日。

強火のまきば民をやってる友人が発狂していたのを思い出す。推しのためなら通いも辞さない女だが、ヒプステに関しては文字通り命を削って(金銭的な意味で)通うことになるだろう。頑張ってほしい。

一方で私はチケ代の高さに感謝した。人気者が出ると倍率が狂ってしまうので、お値段で倍率下がるなら正直ありがたい。友人には申し訳ないが。まあ一回見たら実質無料になっちゃうし大丈夫だよね。

(それにしても見切れも立ち見も一律なのは流石にやばくない?どこまでも強気の運営、数字を18000しか知らない可能性ある)

 

まあそれは置いても、普通にこのキャスティングは驚愕した。荒牧慶彦に白膠木簓の要素ある???東京出身だし。おめめぱっちりだし。ラップしてるの聞いたことないし。

何というか、このキャスティングを受けて、「公式の思う白膠木簓」と「私の思う白膠木簓」にはズレがあるんだということを理解した。これはステの前からずっと思ってたことだけど、今回のことで確信した。

何て言うか、公式の提示する簓って「可愛い枠」なんだよな。

カレーメシのリリックビデオとか顕著だと思う。簓の声の高さから底抜けの明るさを感じる。テンション高くて、人情にあふれてて、人を笑わせるのが大好きな白膠木簓をそこに見ることができる。岩崎さんも以前インタビューで「もっと声高く」とディレクションされたと言ってらしたし、公式としては簓は「陽」なんだと思う。

一方で、私はどうしてもそうは思えない。

だって元愚連隊だよ?碧棺左馬刻と組んでブクロでブイブイ言わせてた男が、ネタとはいえ元相方宅の合い鍵を大量に作って不法侵入かます男が、年下の元チームメイトの地雷を故意に踏み抜いて自らの糧としようとする男が、「陽」の一文字で済むわけなくない?

悪人とは思っていないけど、笑顔の裏に重めの闇背負ってるタイプに思えて仕方ない。腹黒枠みたいな、多少のニヒルさというか、そういう人間を連想してしまう。糸目だし。(糸目への絶大な信頼)

まあこれは私の解釈の問題であって、公式がそういうならそうなんだなと思うしかないけどね。

もしくは闇を絶対に見せないというプロ根性が故のこのラップだと言うなら、それもまたありかもしれないな…

スポット映像を見た感じ、荒牧さん自体は公式の提示してくる簓像にフィットしてると思った。ラップも上手かったし、声も寄せられるもんだなと感心した。

ビジュアルも流石の完成度でしたね。緑髪も似合ってしまうなんて…恐ろしい子

あとは大阪弁だけ、頑張っていただけると嬉しいです。

こちとら生粋の関西人なもんで、無意識に関西弁警察してまうんやわこれが。下手でもええねんけどうまいことやってくれたらそらそっちのほうがええ。話に集中できるしな。頼むで荒牧。信じてるで荒牧。

 

盧笙

かっこいい。

日頃河西くんの姿をイメージしがちだけど、躑躅森盧笙は普通に縦に長い男なので。遂に見た目もモデルさんになってしまうのね。期待。

銃兎役の水江さんと似た雰囲気あるな~って思ったんだけどやっぱり銃兎と盧笙は似てるんですかね。(私のiPhoneは同一人物と判定しています)

かっこいいと言いつつも、本編のキャラ的には気の強い美人というより騙されやすい幼女の方で来ると見た。

簓同様、まだ自分の中のキャラ解釈も固まってない訳ですがね。ラップの雰囲気を見る限りはかわいい路線なのではないかと推測。零とナゴヤが織りなすドタバタ展開に1人乗り遅れる躑躅森は絶対居る。

何やようわからんけど仲間に手出すんやったら手加減せんで!とか言って、事情をよく理解しないまま戦うから。お前もうちょっと説明せえや!ってチームメイトに説明しつつも結局流されて、はぁ…まあええけど。つって終わるから。

見てきたように言う。

 

出ました、脚本家に優しい男。 

一言でいうとTrack2の乱数みたいに争いの火種になってくれやがると思う。どんな暗躍もこの人なら許されるし、ここでストーリーに絡めて来ない理由はないと思う。カズにヒプノシスキャンセラー渡したのもこのおっさんだろ絶対。それ以外考えられん。

今までの傾向的に直接ナゴサカが戦うことはないから、零が裏で糸を引いてナゴヤオリキャラ達をけしかけることになるんじゃないかなあ。そうなると簓と盧笙は若干置いて行かれるけど、どうせあいつら2人の世界で楽しくデュエットするから大丈夫でしょ。

CV黒田崇矢の声を出せる人間居る?って思ってたけど居たわね…何なら黒田さんで十分ビジュアルできてるのにその上を行けるのは本当にすごい。

正直ブクロドラパ聞いてから天谷奴零のこと一切許してないけどステ見たらカッコイイ~スキ~ってなるのもわかってる。どうせちょろいですわよ。

できれば未成年はいじめないでね。

 

【ストーリーについて】

オリキャラが4人ってのは気になるポイントだな。3人と1人なのか、2人ずつなのか。4人が全部同じチームってことはないと思うんだけど、どうなんだろう。

いやでもバラけさせたら楽曲的な意味で色々厄介だな。そもそも主題歌作るときに困る。どういう楽曲構成なんだろうか…

1:3なんだとしたらその1人はめっちゃおいしいフレーズ持っていきそう。ラスボスになる未来しか見えない。

ナゴサカとの関係性も気になるよね。カズは幼馴染、甚八は新規の出会いだったから、誰かの知り合いが混じっている可能性は高いかな。

ゴヤの誰かと知り合いとかありそうじゃない?いじめられてて、その相談に来るとか。ナゴヤは全員いじめに関連があるから(被害者、弁護士、返り討ち?)その辺うまく使うのが良いように思う。

オオサカはさ…ほら…なんていうか…2人だけで世界完結してるからさ…

一応簓の仕事仲間ルートぐらいはいけるか?

オリキャラのキャスト、大阪出身の方は1人だけだったからいまいちその辺判別つかないんだよな…

うーん、何もわからん!(考察の放棄)

※追記

書いてる間にビジュアル発表されてた。服装の感じ的に1:3かな。1人だけ名前も見た目も大物感醸してくる奴が居たからラスボスになるならお前だな。

ていうか難読ネーム考えるの力尽きてない?笑

 

【その他】

曲名「Crash Your Mic」なの笑ったよね。壊すな。

Gimme(寄越せ)→ Don’t Pass(渡すな)→ Crash(壊す!!)

ついにマイクそのものを破壊しにかかっているのめちゃくちゃ面白い。しかもピンポイントで「Your Mic」だから、明確に相手を意識して喧嘩売ってる。ナゴサカらしい。

TrackがAnthem、2がDRBをベースにしてたから次はHoodstarなんだろうか。ナゴサカあの曲居ないけども。コード進行とか同じになってたりするのかなあ。音楽知識がないからわからない。

 

ゴヤ→オオサカの順番ってことは、空却が座長ということになるんだろうか。シブジュクも乱数が座長だったし、多分そういうことなんだろう。

ヒプノシスマイク、山田一郎が仕切っていく空気はあるけど、じゃあ一郎がいないときに誰が仕切っていくかというのは難しい問題だね。

特にナゴヤオオサカに関しては、追加発表もCD発売もオオサカの方が先なのに全体曲+ではナゴヤが先に来るからややこしい。

まあ座長が空却だからといって、必ずしもナゴヤが中心になるかと言えばそうではないだろう。シブジュクもシンジュクがメインバトルしてたし。オオサカメインとも思えないけど…

やっぱり、オオサカにはある程度裏も表も自由に動ける天谷奴零が居るので、問題を起こす側になる可能性が高いと思う。

 

まあこんなところですね。

本編を見終わった自分に向けたタイムカプセルみたいなもの。ほんとにこのブログ人に読ませる気のない文章しか書いてなくてすみませんね。

やっぱり10月の東京遠征も厳しいのかなと思いつつ、一応チケットは取った。しかもここにきて初日を当てる悲しさ。行きたい行きたい行きたい行きたい(大暴れ)

おまけに千秋楽は予定があってライビュにも行けないというね。涙出ちゃう。

ニコニコプレミアム会員なるわ。

解釈で戦うH歴元年問題

H歴元年問題をご存知でしょうか。

ヒプノシスマイクコミカライズbefore the battle(いわゆるTDD編)第1話~第2話において浮上した疑問を私はそう読んでいる。

簡単に言うと、中王区による改革はいつ起こった?という問題だ。

といっても、コミカライズを読んでない方には訳がわからないと思うので、簡単に説明しよう。まずは各話の情報をご覧いただきたい。

 

【コミカライズ第1話】

山田一郎(17) 碧棺左馬刻(23) 碧棺合歓(16)

乙統女様率いる言の葉党によるクーデターが起こる

【第2話】

山田一郎(?) 碧棺左馬刻(23) 碧棺合歓(17) 波羅夷空却(17)

一郎「世界から武器を使った戦争はこの1年でほとんど根絶された」

 

色を付けてもう一度。

 

【第1話】

山田一郎(17) 碧棺左馬刻(23) 碧棺合歓(16)

乙統女様率いる言の葉党によるクーデターが起こる

【第2話】

山田一郎(?) 碧棺左馬刻(23) 碧棺合歓(17) 波羅夷空却(17)

一郎「世界から武器を使った戦争はこの1年でほとんど根絶された」

 

おわかりいただけただろうか…(CV中村〇洋)

クーデターから1年後の世界を示すような一郎の語りとは裏腹に、左馬刻が歳を取っていないのだ。一郎と同い年の空却が第2話時点で17歳というのも同じ現象である。

また、1年経過したにも関わらず、第2話の元号は「H歴1年」。

令和への転換を経験した我々はよく知っているだろう。平成31年と令和元年は同じ年、1年経ったなら令和2年が始まっているはずなのである。

クーデターが起こってから世界が変わるまでの1年間は、幻に限りなく近い。これがH歴元年問題である。

 

この問題を何とか矛盾なく乗り越えるには、以下の2つに説明を付けることが必要だ。

➀1年経過しているのに年を取っていないこと

②1年経過しているのにH歴元年であること

 

➀については、キャラクターたちの誕生日の隙間を縫っていくことでギリギリ解決が可能である。

ただし年齢考察に当たってはいくつか前提条件を説明しておかなければならないのでまずはそこから。

コミカライズ1話では二郎、三郎、寂雷、乱数の年齢も明示されているが、今回は2つの理由から彼らの誕生日・年齢を無視して考察することとする。

1つめの理由は、第2話以降の年齢が不明であること。第2話までに彼らが年を取ったのかどうかがわからないため、時系列に矛盾が生じているかの判断がつかない。

2つめは、学年(年度)の概念が曖昧であること。こちらの理由は少し複雑だ。

わかりやすいところで、山田二郎留年説について考えてみる。12月生まれの三郎が中三14歳(=誕生日を迎えていない状態)なのに、2月生まれの二郎は高二17歳(=誕生日を迎えている)というアレだ。

これは「H歴の学校が4月始まりである」ことを前提としているからこそ起きる矛盾だ。例えば年度が1月始まりであれば、早生まれという概念もなくなり、二郎は順当に年を重ねていると考えられるだろう。

このように、この世界での学年の概念が定まらないままでは、年の差の概念もあやふやにならざるを得ない。よって、現段階では学年や年齢差を意識して時系列を考察することは不可能と考えた。それこそ、学生でないキャラ同士が厳密に何歳差であるかなんて意識するだけ無駄である。

各所で同い年と言われる一郎空却合歓の3人についても、第2話以降で学生描写はなく、学年で年齢を判別しているかは定かでない。実際は学年が違ったとしても、出会ったその時にたまたま年齢が同じだったから「俺たち同い年じゃん」となった可能性も大いにあると思われた。「同い年」と言っているだけで、「同学年」とは誰も言っていないのだ。

とはいえ、「同い年」と明言されている以上、年齢が重なる時期が存在するはずだ。よって、この3人の年齢については考察の余地ありと判断した。そこに1,2話両方で年齢が明示されている左馬刻を加えて、今回の考察を進めていきたい。

 

前提条件終わり。

というわけで、まずは一郎、空却、左馬刻、合歓の誕生日のおさらいから。

一郎:7/26

空却:8/21

左馬刻:11/11

合歓:不明(8月末現在) 

合歓に関しては誕生日が不明だが、逆にこれのおかげで考察の幅を広げることができる。

第2話の中で、合歓は17歳の誕生日を迎えている。つまり、第2話=合歓B.Dである。矛盾なく物語が進むかどうかは合歓の誕生日次第なのだ。

コミカライズ3巻より合歓と一郎は同い年。クーデター発生時には一郎の方が年上のため、合歓の誕生は一郎より後と解釈できる。(仮に一郎を西暦2000年7月26日生まれとすると、合歓は2000年7月27日~2001年7月25日の間に生まれることになる。先ほどの前提条件より、一日でも同じ年齢の時期があれば同い年と認定。)

 

これを踏まえて、もう一度時系列を考えたい。

まず、一郎が既に17歳になっていることから、クーデターが起こったのは7月26日以降だ。

また一郎の語りより、第2話ではクーデターから1年近くの時が流れていることがわかるが、7月~10月にクーデターが起きた場合、3か月やそこらで左馬刻(11月生まれ)が24歳になってしまう。一郎の発言を守るためにも、11月12日以降にクーデターが起こったと考えたほうが無難だろう。

 

なお、第2話時点で空却(8/21生まれ)は17歳であるから、第2話は8月21日以降。さらに、第2話までに一郎が18歳になってしまうと合歓との同い年期間が消滅するため、7月26日までに第2話での合歓BDイベントをこなさなければならない。

以上を組み合わせると、第1話(クーデター)と第2話(合歓B.D)はどちらも「11月12日から翌年7月25日の間の任意の時期である」と解釈できるだろう。

 

続いて②だが、これは2つの解決案がある。

まず、ヒプノシスマイクの元号システムが我々の世界と異なる場合。

こうなってしまえば最強である。例えば元年と1年は別のものであるとか(元年=0年)、矛盾が生まれないようにルールを作ってしまえばよい。

しかし、「元年」という単語の意味そのものがこの世界では違うんですよ、と言われて、あらそうなのと納得する気にもなれないだろう。

そこで個人的にはもう一つの説、クーデターが起こってすぐ元号が変わったわけではない可能性を支持したい。

革命による元号変更であるから、必ずしも革命当日からH歴である必要はない。令和改元のように、切りのいい日付から新元号を始めればよい。

そう考えれば、クーデターから1年経ってもH歴元年が続く可能性を認めることができる。

 

長い考察だったが、これらの検討から、まだ物語にギリギリ整合性を見出すことができることがわかった。

一郎の「この1年」という語りを成立させるためには、なるべく1話と2話で期間が開いているほうが望ましい。11月下旬クーデター発生→翌年1月H歴元年スタート→6月末に合歓B.Dぐらいがベストではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

と考えていたのだが…

 

2020年9月2日、ヒプマイ3周年に伴ってキャラクターのプロフィールが大きく更新された。

そこで私が目にしたものとは…

 

 

 

 

 

 

 

 

_人人人人人人人人人人人人人人_
> 碧棺合歓、8月1日生まれ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\(^o^)/オワタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話→7月26日以降

第2話→8月1日

これが公式の解答らしい。

 

 

いや一週間じゃん!!!

一週間で世界は変わっていた。なんてこった。そりゃ元号も変わらんわ…

もはや一郎の「この1年」という台詞は消滅したと考えて良いだろう。例えこれが翌年の8月1日だとしても、その場合一郎と合歓が同い年でなくなるため、やはり矛盾が生じるのである。

あるいはH歴の7月は100日ぐらいまであるのかもしれない。それでも1年には程遠いけど。

そして8/1時点で空却が17歳ということは、いよいよ私の同い年の概念ふわっとしてる説が立証されてしまったな。一郎が17歳になった1か月後にはもう空却18歳だぜ。

 

ここまで何とかかんとか矛盾を避けるべく解釈をこねくり回して戦ってきたが、ついに公式の横暴に敗北してしまった。無念。3000字以上無駄な考察を繰り広げた結果がこれである。オチだけでよかったんじゃないかこの文章。

そしてここで驚きの情報。

先日発売されたオフィシャルガイドブックにはストーリーの流れを年表で振り返るページが存在するらしい。

今回のH歴元年問題以外にも一郎オオサカ初めて問題や寂雷のスキル発現問題など数々の不安を抱えるヒプノシス時系列だが、果たして一体どんな年表に仕上がるのか…

お手並み拝見といこうじゃないか。

来週買いに行きます。

ヒプステTrack2の感想を殴り書くだけ

※初日と13日マチネ、千秋楽視聴

※ステ本編、原作、コミカライズ、全てネタバレ

※俳優さんを愛称で呼びがち

※CP表記はありませんがゴリゴリの腐女子が書いています。

 

ヒプステtrack2!!!!!!

地方住みなので遠征は泣く思いで断念したが(前記事参照)、ニコ生配信とライビュを見ることができた。

 

 

 

 

 

 

ありがとう・・・(号泣)

 

 

 

 

 

 

いやほんとに泣くしかなかった。ずっと泣いてた。

 

飴村乱数、居た。そこに居た。私の抱いた理想を軽々と越えてくるのは何故なんだ。現実が最強すぎる。

脚の細さが立ち絵だった。肩すくめながらユラユラする動きが最高だった。「乱数の揺れ方はこれしかない」と思った。ソロパート終わってハケる時、いちいちスキップしてるのもめちゃくちゃ乱数。

でも可愛いだけじゃなくて、ちゃんと格好良い。座ってる時にはがっつり股開いちゃう男の子だった。一挙一動が、その全てが“飴村乱数”だった。いやもう本当にすごい…

世古口くん、あんステの宙も評判良かったから大丈夫だろうと思ってたけど、完成度高すぎて逆に大丈夫じゃなかったね。

初日OP、「お待たせしすぎたねオネーサンたち」って聴いた瞬間涙が溢れてきて止まらなかった。本当だよお前…ずっと待ってたよ…12月からずっと待ってたんだわ…この世に生まれてくれてありがとう。

千秋楽カテコで「マスクないから後ろ向きでごめんねっ!」と挨拶する姿、愛おしすぎて抱きしめたかった。乱数に関しては特に感情が溢れて止まらないので、あと3記事ぐらいは書ける気がする。というか書くと思う。

 

夢野幻太郎。

ビジュアル is 神

そりゃあもう、天下の前ちゃん様なので(?)指の先まで色気を纏っていらっしゃった。

「誘う♪」つって手パタパタさせる踊りえっち過ぎるけど年齢制限大丈夫?ハンドサイン振りながらもう片方の手で帯抑えてるのも何かわからんけどめちゃくちゃにエロかった。

ソロ曲はいつもの不思議な雰囲気だし(パネルが横に倒れていく演出最高)、可愛いおじゃるも健在だし、ディビ曲になると結構勢いあるラップもするし、相変わらず一粒で何度もおいしい男でしたね。

原作の夢野はポエトリーラップって言うのかな…つらつらと語るようなラップが多いから、今回キャッチーなリリックが沢山あって新鮮だった。

また夢野幻太郎の可能性が広がってしまったね。感謝。

 

有栖川帝統。

もしかして帝統がスロ台蹴りさえしなければあんな悲劇起こらなかったのでは…?ある意味作中で一番戦犯した男。

しかし元気な20歳ほんと可愛い。養いたい。24歳組に遊ばれ愛され可愛がられてる末っ子の空気が毛穴中から出ていた。いや滝澤諒に毛穴なんか無いが。

多分だけどダンスめちゃくちゃ上手くない?小さなところでステップ細かく踏んでてよかった。動く度にコート脱げていくの、圧倒的「リアル」。

どなたかのレポで、一度コートが舞台装置に挟まっちゃって悩んだあげくコート脱いで置き去りにしたというのを見たけど、あまりにも“帝統”ですね。すごい。

全体曲の「ブン⤴シャカラカブン⤴シャカラカブン♪」が1人だけ尺無駄遣いしてて死ぬほど好き。流石何にも囚われない男。

 

「遊び半分でDead or Alive ダイスに命かける」って歌詞だけ、少し疑問に思った。

帝統にとってギャンブルって遊び半分なんだろうか。確かにふざけた男だが、あれはあれで真剣に命賭けているもんだと思ってたけど。

でもまあ、捉え方次第なんだろうなとは思う。「遊び半分」を「真剣に」やってるんだろう、みたいな。

それはシブヤ全体にも言えることで、3人とも真面目に不真面目みたいなところがある。特にステの中のシブヤはその空気が強いというか、1stバトルの前の彼らだなあ…と言う感じがした。

楽しいからバトルしちゃう、自由奔放にキャッキャしてるだけというか、ただ今が楽しいから一緒に居るだけでまだポッセにはなりきれてないような関係性。

幻太郎が乱数についてあれこれ勘ぐってるのとか、BBBのドラパを彷彿とさせた。まだお互い腹の中は見せてないんだな…という。

Stellaを乗り越え、マリオネットを乗り越えてきた女としては、ステでのこの関係性の薄さを少し寂しく思ったりもした。

だから、最後に帝統が乱数に「仲間なんだからあんま1人で動くなよ」って言ってくれてすごく嬉しかった。この子たちはこれから仲間になっていくんだなあ、と改めて思えた。ありがとう帝統。

 

シブヤのディビ曲、今作の中で1番好きな楽曲。曲者具合というか、トリックスターを体現したようなビート。リリックの通り、ずっとユラユラ揺れてる。

2ndバトルとか中王区とのあれこれとか、全部解決してからもう1回3人でこの曲を歌ってほしい。その日が本当のゴールだと思う。

それはそれとしてインスト配信お願いします(無類のインスト好き)

 

シンジュクの話もしたい。

神宮寺寂雷:本物 

声も体格もビジュアルも素晴らしかった。Taiyo Ayukawaという男を生み出したこの世、空気読めすぎ。私は日頃寂雷先生にはあまり注目してないんだけど(ごめん)、今回のステでは先生から目が離せなかった。

ていうかもう本作のヒロインだと思っている。

見たか?髪を振り乱す先生を。原作だとあんまり激しく動くイメージがないから、今回初めて寂雷先生のそういう部分を目の当たりにした気がしてテンション上がった。動く度にブゥンッって効果音聞こえたやん。ダイナミック寂雷。頭身オバケ 手足so long long long 動きが映えすぎ存在しすぎ。

ていうか今回、キャラ全員の身長バランスが完璧でしたね。ディビジョンごとでももちろん、1番手並んだ時のどえらい身長差も良かった。

あんなん都内歩いてたらそりゃ注目の的だわ。拝むわ。

 

伊弉冉一二三。

脚が長くてびっくりしちゃったよ…

あらやん、アラフォーとは思えないポテンシャル見せてきたわね。流石でした。ていうかもはや29歳よりも若く見えたよ?怖い

ホストモードとの切り替えがすごく自然で感動した。456のあらやんは割と想像できてたけど、123も完璧でしたね。天才。「どっぽちんウケるwww」の言い方が公式すぎ。可愛い。

あらやん独特の舌足らずなような喋り方と相まって幼女が誕生していた。ハンドサイン振るとき身体全部使って元気いっぱいだったね。たのしいね。

ラップ始めたら途端にNo.1なのやめて。やめないで。

 

観音坂独歩。

Track1に比べてダンスが多かった今回のステで、独歩だけは全体曲のソロパートで頑なに踊らないの面白かった。

世界に翻弄されてペコペコしょぼしょぼしてる不憫な男。月曜日は血尿火曜は胃潰瘍だもんな。本当に可哀想だ… 傘も売り切れるし。せっかくのソロ曲なのになあ。

千秋楽ライブパート、舞台装置にもたれかかって虚無の顔で拳振ってる姿に大笑いした。あれみんな笑っただろ。

しかしいざ踊り出すとキレキレ。ラップしたら殺意の高さ見せつけてくるバトルロイヤル。やればできるやんけ!

観音坂独歩、そういうところだぞ。

 

ジュクの曲、治安悪すぎて笑った。Shinjuku Style路線。「紡げ極上の暴言」というリリックに全部詰まってる。流石原作で全員消滅と叫んだ男たち。

「しねえぜ手加減」とか「ごめんなさいはもう御免」とか、原作の楽曲から持ってきてるフレーズ沢山あったね。

シンジュクは良くも悪くも関係性があまり変化してないので、安心して見ていられた。幼馴染の立ち位置が常に寂雷先生の両サイドで破天荒な暴れん坊してるのが解釈一致。

一方で、コロナじゃなかったら幼馴染の近すぎる距離感もっと見られたのだろうかと思わないでもない。

 

アサクサの話。

鬼灯じんぱーーーち!!!!!

めっちゃ好き。何回でも名前呼びたい叫びたい。

江戸っ子繋がり、寂雷先生と本質的には割と似ているかもしれない。大事なものを守るためには拳を握る強さがあるけど、本当は争いを望んではいない。

言っちゃ何だが、H歴の人間にしてはまっとうな考えだ。

割とビジュアルがおぼこい雰囲気だったので(あと横に先生が居たので)幼く感じてたけど、考え方とか発言とか、ちゃんと大人だったね。

俳優さん36歳なのね。あの見た目で…すげえ…

ということは甚ちゃんも三十路前半とか、それなりの歳なんだろうか。まあアサクサで親方やってるぐらいだしな。

ところで親方って何のお仕事?

 

駒形正宗。

甚ちゃんの相棒的な男。大事なときには甚八って呼んで気合い入れてくれる関係。良い。

いたずらっぽくも優しいお顔をしていらっしゃった。もう一回「観音坂ちゃん」って呼んでくれよ…

全体曲のソロパートの振り付けが断トツで好き。すごく可愛い。酔いどれステップみたいなやつ、あそこだけ何回も観てしまう。

リリックはリリックでほとんど酒の話しかしてなくて面白いね。酒持ってこ~い^^

 

影向道四郎。

ちゃきちゃき…(色気)

多分アサクサの中では弟分というか、少し若めに設定されてるキャラだと思う。甚さん、マサさんってずっと尻尾振ってるわんこ。かわいい。敬語使う男の子愛せるわ。

詩的な表現多めでちょっと痛いぐらいなのが青いね~って感じ。

正直に言うと初日見たときは甚八追うのに必死で全然見てなかったけど、改めて観たらすごく好みでした。お小遣いあげたい。

ダンスがDDBのLEDランプと連動してる場面があって良い演出だなと思った。あぁ言う、1人の動きに世界が着いてくるみたいな演出が好きなんですよね。

蕎麦食べに行きたい。コロナ収まったら浅草観光行きたいです。ほんと。

 

前作のアカバネがあんなんだったのでアサクサはどんなやらかしをしてくれるかと思ったら、ただの良い人だった。

ディビ曲のダンス可愛すぎないか?サビも可愛いけど、個人的には前奏の腰曲げてサイドステップ踏むみたいなダンスがめちゃくちゃ好きだ。

ていうかディビ曲めちゃくちゃ良い。ケンカっぱやいけど人情に溢れたあったかい下町の雰囲気を、お祭りのような楽曲が良く表していた。

イカす奴らだったのに何であんなことになってしまったんだろうね…

アサクサが何したって言うんだよ…何をしたどころか、あの荒れ狂った世界で一番正しく生きていたような気がするのに…

Track1でもそうだけど、ヒプステのオリジナルキャラはH歴のあり方そのものを批判してくるところがすごく良いと思っている。

ヒプノシスマイクという新しい暴力が生まれただけで本質は争いの時代を繰り返しているってことに気がついて、それを批判する人間がちゃんとH歴にも居る。

そういう人のことをしっかり描くことでヒプノシスマイクの世界観に深みが出るんだなと思う。

しかし、そういう人が見事に時代の犠牲になっていくのは悲しいところだな…

こんな時代じゃなければ、アサクサの人たちはもっと自由に居られただろうになあ。

いつかまた、麻天狼と楽しく酒飲んだり草野球したりしてほしい。さらにいつかは、他のディビジョンとも志を共にできると良いなあ。ハマとか気が合いそう。

 

ちょっとだけ乱数の話。

今回の件では乱数は完全にヒールだったけど、乱数だけに怒りを向ける気持ちにもならない。

だって、乱数が一番辛かったことを我々はもう知ってるから。

何なら今回のステ、私は乱数に感情移入した。ヒールのはずの乱数に。

甚八にこき下ろされるシーン、らむちゃんの気持ちを思うと辛くて見てられなかったな。

乱数は多分、「人間味が無い」って言われたことに怒ったっていうよりは、寂雷と比べられたから怒ったんだと思う。

道を外れて暗殺者やってたぐらいだ。寂雷だって、経歴も能力も大概人間離れしている。予定調和だったとはいえ、一度は寂雷と仲間になって、多くの時間を過ごして、似た部分、心の通じそうな部分を感じてたからこそ、根本的なところで何かが違ってることが悔しかったんじゃないかなと。

乱数がその何かを間違えてしまったのは乱数のせいじゃないし、余計だろうな。

そう、乱数と寂雷の間にあるクソデカ感情をゴリゴリ描いてくれたという意味でも、このステ評価高い。寂雷も結構執着見せてくれたし。

ここまで先生は人道に反してるから乱数のこと許せないのかなぐらいに思ってたけど、全然「飴村乱数」個人に執着してたわ。

激重感情、入り乱れる愛憎。最高。こういうの大好物。

 

乱数に関しては、もうシンプルに、マリオネット聞いちゃったら乱数に肩入れするに決まってるじゃん…ていうのもある。嘘の笑顔の中にも本当の笑顔はあるし、そもそも奥底にある乱数の苦悩を誰か見つけてあげてほしい。

やってることは確かに人道に反してたけどね?エグかったけどね?

彼の犯した罪は確かにそこにあるから、全部許して簡単にまっさらにはできないとは思う。だけど彼をそうさせたのは中王区であり、周りの人間たちであり、それを消費する我々だということも忘れちゃいけない。

まあ原作知らなくても、ステの中でも乱数が苦悩している様子は描かれていたし、アサクサにとどめを刺すつもりが無かったのもわかる。

やっぱり、完全な悪として乱数を捉えないでほしい、という空気を感じた。

確かにMCD壊したのもTDD壊したのもよつつじ眠らせたのも合歓ちゃん奪ったのも全部乱数だけど、寂雷にラップ教えたのもTDD創ったのもぽっせ創ったのも全部乱数なんだぜ。

乱数を愛してくれる世界になってほしい。どうか。

実際、原作知らない人がどう感じたのか、是非意見聞いてみたい。エゴサしよ。

 

既に5000字以上書いてしまっているので、今回はこのぐらいで。

突然終わるやんと思われたかもしれませんが、終わりが無いことを悟ってしまいました。これからはちょっとずつ増やしていくことにします。

誰に見せるでもなく書いているので、そういうところ自由で良い。

 

イケハマが王道なら、シブジュクはまさに邪道。

勢いで魅せるのではなく、捻った表現やビターなストーリー展開が光る良い舞台だった。

キャラクターに合わせて雰囲気作ってくれるリスペクトの精神、作品の中でどんどん新たなチャレンジをしてくれるその姿勢がバチバチに現れてる、これだからヒプステ好き。一生着いてく。

とにかく、今回も観ることができて本当に良かった。関わってくださった全ての方に感謝しかない。

3月の再演こそ、現地で浴びれると信じて。ありがとう ヒプステ!

ヒプステとコロナと私

チケットがまた紙になろうとしている。

厳密には「紙にしようと」しているのだが。

 

舞台ヒプノシスマイク、通称ヒプステ。

これは私にとって、生きがいだった。

ヒプステが無くても人生は楽しいが、ヒプステがあれば数十倍は楽しい。

つらい時はヒプステのことを考えて乗り越えてきた。

「5月になればまた生で観られる」と信じて疑っていなかった。

まさかこんな世の中になるなんて誰が想像できただろうか。

ヒプマイの5thライブも、

デュラステも、

炎炎のステも、

全部チケット紙になった。

つらかった。

払い戻しに行くたび虚無の大金を手にした。

それでも5月ヒプステさえ見ることができれば生きられると思っていた。

しかし現実は無情だった。

9公演分のチケットが紙になって、17万円近いお金が返ってきて。

暮らしに余裕はできたけど、何も嬉しくなかった。

 

だから、8月に再演が発表された時は本当に嬉しかった。

幸いにもまたチケットが当たった。

これから少しずつ日常に戻れるんだと思ってた。

甘かった。

 

すぐに第2波が来た。

今度は中止にならなかった。

中止にならなかったこと自体は本当によかったと思っている。

だが、第2波のせいで私個人のヒプステには暗雲が立ちこめてしまったのである。

 

この状況で東京遠征をすることに関してだ。

8月再演(初演だけど)の発表から2ヶ月、ひたすらこのことばかり考えている。

考えると悲しくなるので考えたくないが、考えずにはいられない。

一度は大きく減少した東京での感染者は今や100人近くになり、Go Toキャンペーンに対する不安の声も高まるばかりだ。

とてもないけれど、地方から東京に遊びに行っている場合では無い。

行かない方が良い。

わかっている。

それでも、諦めがつかない。

命は1つしかないのに何を悩むことがあるのかと言う人も居るだろう。

それを否定するつもりはない。全くもってない。

でも、舞台だって1回きりのものなのだ。

今後再演があろうと、次のシリーズがあろうと、2020年8月に行われる舞台はたった1度きりなのだ。

死ななきゃ安い、だけで、半年以上楽しみにしてきたものを諦めることは、どうしても、簡単ではないのである。

生きがいにしてきたものを捨てたら、それこそ本当に死んでしまうじゃないか。

ただでさえあらゆる楽しみを奪われ自粛を強いられる中で、唯一のよりどころだったヒプステすらも捨てなくてはいけないのか。

冷静じゃないとわかっているけれど、冷静で居られないほどには私はヒプステを愛しているのである。

本当になんとかして遠征する術がないか考えた。

新幹線を使えば最小限の滞在で日帰りできるんじゃないだろうか。

グリーン車にすれば三密を回避できるんじゃないだろうか。

いっそ飛行機で行けば最短時間で移動ができるんじゃないか。

実家から出れば、家族にうつさずにすむんじゃないか。

本当に色々考えた。

しかし、考えれば考えるほど、現実的な答えとして強くなる「自粛」。

発狂しそう。

こんなに好きなのに何で観にいけないんだ。

オーディエンスキットを郵送してもらえればまだ我慢できるかもしれない。

だが実現が難しいのもわかっている。

送料やチケット料金、現場との兼ね合いなど、素人目にも問題は山積みだ。

光るバンダナが欲しかった。

何てトンチキなグッズだよ。

大好きだわ。

配信があるんだから本当に全く観られないわけじゃない。

でも舞台ってのは生ものなんだよ。

自分も演劇を趣味でやっている人間なので、よくわかる。

現地で同じ空間を共有することにも重大な意味がある。

あの空間の中に居たい。全身全霊で浴びたい。

何がつらいって、東京に住んでさえいれば見に行けたことだ。

5月の中止とは違って、観られる人と観られない人がいる。

公演自体はあるのに、行こうと思いさえすれば行けるのに、自分だけが、自らの意志で観る権利を放棄しないといけないのだ。

だったら全員平等に観られない方が良い、なんて少しでも考えてしまう自分が本当に嫌だ。

中止を望んでいるなんて、そんなわけ無いのに。

強制的に誰かに止めてもらいたい。

最後の引導すら自分で引かないといけないなんて、自分でチケットを紙にするなんて、そんなの辛すぎるじゃないか。

ちなみにもっと厳密に言えば電子チケットなので紙にすらならない。

はじめから、私にご用意された席なんてなかったかのように。

消えていく。

 

同じ思いを抱えている人がきっと沢山居るだろう。

私だけじゃない。

わかっている。

わかっているんだ。

それでも

 

つらい。

 

 

※8月末追記※

当記事は7月に作成したものですが、エラーにより上げ直しました。

結局、第2波がいよいよ加速したため東京遠征は断念した。

それでもなかなかチケットをリセールに出すことができなかったし、トレードが成立した時は泣いた。

これが現実さ。大人の判断。

推しのためにも、行かないという選択を選ぶ。

これで正しい。

正しいはず。

やばたにえん

というゲームをやりました。

 

 

 

いやー

 

 

 

想像以上にやばたにえんだった。(褒め言葉)

 

まず、難易度がえげつない。

ゲームとしては、館のあちこちで死にかけてる女の子たちを救っていく探索パズルみたいな。なんだけど…

女の子たちが凄まじい勢いで死ぬ。

それはもうパカスカ死ぬ。

誰かを救おうとして仕掛けを動かすと、それに連動して別の誰かがお亡くなりになる。

仕掛けを動かす順番がめちゃくちゃ大事だが、なんせ娘さんたちは8人も居るのでフラグ管理が大変。脳内しっちゃかめっちゃかになった。

ついでにいちいち死に方が凄惨なのでメンタルが抉られます。探索の都合上、死体の横何回も通らんといかんし…

 

何がきついって、取り返しがつかないこと。

いわばこのゲーム、パズルだけど覚えゲーなんですよね。

仕掛けを動かす順番、救出する順番、アイテムを手に入れる順番、使う順番。

究極の並べ替えゲームという感じ。

前半に撒いたタネが終盤でやっと活きてくる…のオンパレードのくせに、ミスした時は即死。何でや。

いやわかってるんですよ。並べ替えってそういうことよね。英文も一箇所入れかわったら意味変わるもんね。全部が1本の線に繋がってるってこういうことなんだなと思う。

命は返ってこないので、全員生還させたいならその世界線は諦めるしかない。

そっとデータをロードして、次の世界では頑張ろうというひぐらしシステム。

そう考えてみればゲーム自体がカケラ紡ぎみたいなことしてるね。

 

これだけでも結構苦しいのに、手数制限があるのがはちゃめちゃにきつい。難易度の跳ね上げ。

仕掛けを動かしたあと、一定の手数内に次の行動を完了させないとミスになる、というね…

本っっっっっ当に苦しめられた!!!

良いゲームだわコノヤロウ!!!

部屋の移動1回間違えただけで女の子死んだ時は暴れ狂ったよ。

時間じゃなくて手数制限なのが唯一の救い。

まあ結局焦って連打しちゃうんですけどね…そしてまた尊い命が消える…

 

 

ここまで散々鬼畜度合いについて語りましたが、ストーリーの良さについても書いておかなきゃいけない。

内容や作り込みもそうだけど、「わからせる演出」っていうのがすごいなと思った。

本編、会話テキストどころか、文章というものがほとんど出てこない。館内の風景とエンディングムービーだけで物語を伝えるって、演出力だなあと思う。

 

以下、続編含むゴリゴリのネタバレ↓

 

 

 

 

結局1番可哀想なのはジャックブレアちゃんじゃないだろうか。

クズではあったけど、『滅』の展開を見たら割と被害者に見える。

近親相姦絶対主義の家系に生まれたせいで、彼女自身もおそらく何かしらの持病を持ってる。『滅』の方で酸素カプセルの進化版みたいなのに入れられてたし。

無印やばたにえんで元気に懸垂してたけど、めちゃくちゃ無理してたんじゃなかろうか。

それとも『滅』の生命活性剤(うろ覚え)で回復した?死人を蘇らせた訳だし、病気の1つや2つ治りそうではある。

 

滅によると、やばたにえんの屋敷に来るまではブレア家内で散々な目にあってたジャックちゃん。

リチャードお兄ちゃんが一族の掟を破ってグレース(無印の青ゾンビ)と結婚→サラお姉ちゃんブチギレ→ジャックを虐待、って流れだよね。

ジャックが虐待されたのは、サラのストレスの捌け口になったのか、それともリチャードを取り戻すための人質か。結果的にリチャード軟禁に成功したみたいだけど…

ていうか軟禁という情報も物資も限られた状況下で転送装置を作れちゃうリチャードすげえな!流石依代人形を作った職人の家系!

でもうっかりものだから猫になっちゃった。ドンマイ。

ともあれ、サラとジャックはグレースに強い恨みを持ったんだろうな。だから無印であんな行動(屋敷襲撃)に出たのね。

 

大変に業が深いブレア家ですが、モンゴメリ家も大概だと思う。

グレース、リチャードが12人目の夫って噂聞いたんだけどどういうことなの?乗り換えすぎでは?

しかも今までの夫は全員殺害したらしい。リチャードもちゃっかり殺したが、思うところがあり一旦生き返らせた…とのこと。

いや当然のように生き返らせてるの何故??生命活性剤か?依代人形か?

公式サイトや作者様の解説によると、そもそもエリン=モンゴメリという女性が永遠の命を求めてブレア家に依代人形を作らせたのが全ての始まりらしい。人形に魂を移して不死の肉体を得た…みたいな感じなのかね。

だとしたら、リチャードも人形にぺっと移し替えたのかも?グレースに12人の夫が居るのもスーパー長生きだから?

 

うーん、わからん!

とにかく、モンゴメリ家が一方的な被害者って訳ではないみたいですね。

モンゴメリ家の掘り下げもうちょっと欲しいな。色々気になる。考察頑張りましょう。

 

ついでに『滅』でブレア家があんな目に遭ってた理由がいまいちわからないので次回作出るまでにもう少し考えてみたいと思う。

 

↑以上ネタバレ

 

 

とにかく、凄いゲームですね。

タイトルのチョベリバ〜⤵︎感に騙されて軽い気持ちでプレイしたらえらい目にあった。最高でした。

凄まじく完成度高いゲームなので精神の安定している方は是非やってみてください。

貴方もきっと叫ぶはず。